Q.「他の方は、ご近所とのトラブルをどう対処されていますか」Sさんの事例から<223号>
A.ある時、自宅で、息子が紙やぶりをしていました。ビニール袋には入れるのですが、ごみ箱に捨てるのはうまくなくて、投げたごみ袋がバルコニーを越えてしまいました。下の方の玄関に落ちてしまいました。
日ごろは、お付き合いのない方で先に謝りに行けばよかったのですが、自宅に怒鳴り込まれ、謝罪するも、「子育てがなっていない」といろいろ言われました。
その中で私の中で怒り?が、こみ上げてきたのが「こんな子供産みやがって」「育てやがって」でした。そして警察呼ぶぞと言われて、警察は私から呼びました。
それから、関わっている事業所に連絡して、もしも警察から連絡があって息子の障害を聞かれた時は、説明してくださいと頼みました。私はかなりパニックになりましたが、事業所の職員がこちらは任せてと言ってくれて心強かったです。
警察が来て、こちらが紙を投げた件は謝罪します。でも怒鳴り込まれ、子供のことの存在事態を全否定されたら私はどうしたら良いのですか?と言いました。
警察の人は、「私たちの仕事は両方の話を聞き、基本はどっちの肩も持てないです。でも子育ての大変さはわかります。私がきちんと伝えます。」と言われたので任せたら、頑固なおじさんが、障害がわからず酷いことを言って悪かったと謝ってくれました。息子の気持ちが落ち着いてから一緒に品物を持ち家族で謝りに行きました。
近所の人にも助けられました。「普段足の悪い私のごみ捨てを手伝ってくれているあの子がわざとやるわけない」といってくれる方もいました、驚くくらい近所の方も変わらずに接してくれて嬉しかったです。
地域で暮らすとは、いろいろありますが、交流は時として力になると思いました。それから、警察の方が頼りになることもわかりました。
何かあったら、警察を呼んで間に入ってもらうのも必要なことも。また、普段から、息子は近所の掃除と動けないお婆さん宅のごみ捨てをしていたので他の近所の方が助けれくれました。ちょっとした関わりも大切なんだとわかりました。
◆障害者差別(紀さんの福祉情報)