高等部を卒業し通所施設に通う、どこの窓口に相談すれば良いのか


Q. 受給者証の更新をしたところ、福祉事務所から「相談支援」についてのお知らせをいただきました。これからは、「相談支援」の申請も必要だということのようですが、よくわかりません。

来春、特別支援校の高等部を卒業して、通所の施設に通う予定です。こういう場合は、どこの相談窓口にお願いしたらいのでしょうか。<153号>


A. 川崎市では、次ページの資料にあるように、2013年度から相談支援の再編整備を行います。

当事者からの要望で、10月11日に、高津区役所で説明会が開かれます。

その時の説明をもとにお答えします。

 

今後は、各区1ケ所の基幹型と、各区3カ所の地域型の相談支援センターに再編されます。

 

☆基幹型の相談支援センターは、「地域づくりや・権利擁護・人材育成」とともに、一般的な相談支援業務として、障害種別や児童を含む年齢に関わらない総合的な相談支援業務として、障害種別や児童を含む年齢に関わらない総合的な相談支援を行います。

365日・夜間・休日(携帯電話での対応もあり)を含めた対応をしてもらえるそうです。それでも、いきなりは無理なので、事前に登録され今後のことを相談されておくといいといわれました。基幹型の支援センターには、社会福祉士等専門職の相談支援専門員の他に、看護師等医療系の相談員が配置される予定なので、今まで以上に専門的な相談が可能になります。

 

設置場所は、今までのように施設内におかれるのではなく、独立した場所に新たに事務所を構えることになるようです。

 

☆各区に3カ所おかれる地域相談支援センターでは、障害種別や児童を含む年齢を問わない一次相談・障害福祉サービスの利用相談・区分認定調査などの業務をするそうです。専門職の相談支援専門員が複数配置され、訪問による相談も可能な体制となるそうです。

地域型の場合も、原則的には、施設以外の場所に事務所を置かれることになっています。今後、相談支援専門員の研修制度の充実も図られ、より専門性の高い相談支援が可能になります。

 

基幹型・地域型の相談支援センターは、各区ごとに自立支援協議会を開催しています。

 

事業所や学校関係者の他に、当事者や家族(今のところ…多摩区・麻生区)も参加して、それぞれの福祉サービス等の課題を検討しています。昨年度は、川崎市の自立支援協議会で課題検討されたことから、訪問入浴サービスが3日から6日に増量されるというように、実質的な制度改正という成果も上がっています。

障害のある方とそのご家族の身近な相談窓口(障害者相談支援センター)川崎市のホームページより



川崎市における平成25年度以降の相談支援体制

現在の相談支援事業の課題と今後の見直しの方向性