· 

緊急時のショートステイについて


Q. 緊急短期入所のベッドができました。緊急時のショートステイについては以前から対応できるようにして欲しいという要望が大変高いものです。

川崎市が、今年度(4月)から「川崎市障害者(児)緊急時短期入所ベッド確保事業」を実施することになりました。<128号>


◆障害計画課に聞いてみました。

Q 対象年齢は何歳からですか?

 

A 基本的には高校生以上からと考えていますが、お願いしている施設が現状受け入れている対応状況でお任せしています。

 

Q 身体障害のある車椅子の方は受け入れてもらえますか?

 

A お願いしている施設が現状受け入れている対応状況でお任せしています。

 

Q 「医療的ケア」が必要な方の受け入れは可能ですか?

 

A 「医療的ケア」が必要な方の受け入れは今回の事業対象としていませんが、医療型短期入所実施施設に“緊急時”でも何とか対応して頂けるよう働きかけているところです。

 

※補足:緊急一時利用は「日中利用」だけでも可能です。

 

◆ライブリー渡田に聞いてみました。

 

Q 対象年齢は何歳からですか?

 

A 高校生以上の方を対象にしています。

 

Q 身体障害のある車椅子の方は受け入れてもらえますか?

 

A 車椅子の方でも医療的ケアが必要なければ受け入れ可能です。

 

Q 今回、新たに2床分を確保できたのですか?

 

A いいえ。拡張するスペースがないので、従来の受入数から2床分を“緊急枠”として設定しています。

 

Q “緊急枠”は必ず確保していただけるのでしょうか?

 

A 基本はそのために作られたものですから、そう認識しています。ただ、“緊急”の要件についてもその内容によってご相談させて頂きたいと思っていますので、お困りの時はご相談ください。

 

◆授産学園(つばき寮)に聞いてみました。

 

Q 対象年齢は何歳からですか?

 

A 高校生以上の方を対象にしています。

 

Q 身体障害のある車椅子の方は受け入れてもらえますか?

 

A 車椅子の方でも医療的ケアは必要なくトランス(移動)に二人介助を必要とする方でなければ受け入れ可能です。

 

Q 今回、新たに2床分を確保できたのですか?

 

A いいえ。2床分を“緊急枠”として設定しています。

 

Q “緊急枠”は必ず確保していただけるのでしょうか?

 

A “緊急枠”の対応としていつも2床確保するというよりも、出来るだけショートを必要とする方に利用して頂きたいと思っています。“緊急時”についての対応は優先する考えです。

 

この事業は、障害者自立支援法に基づく短期入所事業におきまして、緊急時に、より円滑に利用できるようにすることを目的として、平成22年度から実施するものです。

 

1事業内容

 

緊急に短期入所を必要とする場合に、緊急短期入所用のベッドを確保している施設(*2)において、対象者の受入れと入所期間中の介護支援を行います。

 

2実施施設

 

この事業の実施施設は、次の施設となっております。

施設名

所在地

電話番号

運営主体

ライブリー

川崎区渡田1-15-5

344-6085

社会福祉法人ともかわさき

つばき寮

麻生区細山1209

954-5011

社会福祉法人セイワ

 

*各実施施設に確保している緊急用のベッドは2床となっております。

 

3利用対象者

 

市内に居住し、障害者自立支援法に基づく短期入所の支給決定を受け、事前に実施施設に利用者登録をしている方が、次の要件で利用される場合に対象となります。

 

○介護者の急な疾病等により、他に介護する方がいない場合

 

○葬祭等緊急やむをえない介護者の事情があり、他に介護する方がいない場合

 

*緊急ニーズ(上記要件)が原則、利用予定日の3日前から当日にかけて発生した場合を対象とします。

 

*実施施設(上記2)は、福祉型短期入所実施施設となっておりますので、医療的ケアが必要な医療型短期入所の対象となる方は、医療型短期入所実施施設でご対応いただくこととなります。(医療型短期入所実施施設には、緊急時の受入れに特化したベッド枠はございませんが、緊急時の利用に係る相談、申込みは可能となっております。)

 

利用事例1)

 

介護者の母親が急な疾病のため、緊急短期入所が必要な場合(緊急ニーズの発生⇒利用予定日の前日)

 

利用事例2)

 

葬儀のため、介護者の母親が実家に赴くため、緊急短期入所が必要な場合(緊急ニーズの発生⇒利用予定日の3日前)

 

4利用の手続き

 

利用希望者は、事前に障害福祉サービスによる短期入所の支給決定を受けるとともに実施施設に対して、利用対象者としての登録を行います。(通常の短期入所の手順と同じです。)

 

利用をご希望になるときには、通常の短期入所の場合と同じように、登録している施設に申込みを行い、ご利用いただくこととなります。

 

*日ごろご利用になっている施設(他の短期入所事業所)においても、介護者の急な疾病等でのご利用はできますが、緊急時の対応に特化したベッドはございませんので、本事業の利用を希望される場合、上記2の実施施設への登録をお願いいたします。

 

5利用者負担

 

ご利用者は、施設との契約に基づき、障害福祉サービスによる短期入所の利用者負担、食費等を施設にお支払いいただきます。(通常の短期入所の場合と同じです。)

 

6その他

 

○緊急短期入所による利用期間については、原則、7日間とします。この期間を超えての利用が必要な場合は、通常利用に切り替えてのご利用となります。

 

○利用者の入退所時の移送については、原則、家族等の利用者側で行っていただくこととなります。