Q.高1の男の子の親です。わが子は、日曜日に家ではすることがなく、どこかにでかけたい、といつも言っています。
でも一人で、外出させるのは心配です。1対1でサポーターさんと行くというより、同年齢の友達と出かけることを望んでいます。
ただ、その子たちもやはり付き添いが必要です。スイミングなど共通のお友達が5人いるのですが、みんなで一緒に出掛けられませんか。<117号>
A. 障害のある人のための外出ヘルパーは、生活をその人らしく豊かにすることを目的とし、10年ほど前から制度化されました。
その後、自立支援法で、行動援護(行動支援が必要な人のための制度)と地域生活支援事業の移動支援・ふれあいガイドに分かれました。
この中の、ふれあいガイドでは、1対1ではなく、2対1~6対1でのグループ対応が認められています。
ただし、ふれあいガイドを実際に利用している18歳以下の方は、川崎市全体でわずか30名ほど。ふれあいガイドを受けている事業所も、児童の場合は6か所ほどしかありません。ご希望に沿うのは難しいかもしれません。
ふれあいガイドには、もう一つ、「企画型」のふれあいガイドがあります。これは、イベントごとに市に申請すれば、何人かずつグループを作ってお出かけすることができる、というものです。ご家族の方で、サポータさんを見つけて、事業所に申請すれば、5人のグループでハイキングや映画を見に行くなど、みなさんの趣味に合わせた活動ができます。
※この後、質問者の方は、本人・家族・サポーターさんが集まって、月1回の外出をする「きらめきグループ」を作られました。
ふれあいガイド企画型は次の各号に該当する外出の場合認められます。
(1)営利を目的とするのではないこと。
(2)特定の団体への加盟、参加等を前提としていないこと。
(3)他のサービスや事業、団体の活動又はその一部として行われるものではないこと。
(4)その他、障害児・者の社会生活上不可欠な外出または余暇活動等社会参加のための外出として不適当と認められるものではないこと。
今年度から、1ケ月前の届け出で認められるようになりました。