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親が骨折、子どもの送迎で困っている


Q.子どもは、肢体不自由児で養護学校に通っています。自分では歩くことができません。家は団地の2階にありエレベーターもないため、私が階段を抱えて降りて通学バス停まで送迎していました。

子どもの体も大きくなってきた時でしたが、私が骨折したため、階段をおろすことができなくなってしまいました。福祉事務所に相談したところ、3ヶ月だけは支援費制度の移動介護で認めていただきヘルパーさんにきてもらうことができました。

しかし、3ヶ月たっても体が元に戻らず、抱きかかえることはできません。それで、延長を申し出ましたが、移動介護の延長は無理といわれてしまいました。どうしたらいいでしょうか。


A.学校や通所施設への送迎については、ほとほと困っているという声をいろんな方からいただいています。

 

川崎市の場合は、国の制度に則て、介護者が病気や出産の場合には3ヶ月まで(昨年までは2ヶ月)、支援費制度の移動介護でヘルパーでの対応が可能です。ただし、3ヶ月経って治癒しない場合でも、この方だけでなく、容赦なく削られてしまうことがほとんどです。

 

同じ支援費の対応でも、名古屋市では、この条件を付けずに学校送迎を移動介護で認めているということです。国からの指導はあるそうですが、それでも続けているそうです。

 

横浜市は、市独自の対応をしています。『横浜市障害児学校生活支援事業』というもので、保護者の介護負担軽減のために、4月から翌3月まで登下校支援を80回行うもので、介護者に1回につき1000円の謝金が支払われます。