◆相談支援体制の再編について


▮相談支援体制の再編について<240号より>

 

相談支援についてはこれまでも、相談支援とはや計画相談とはなどについてお知らせしてきましたが、おそらくいまだに相談支援についてよくわからない、という方が大半だと思います。

そんな中で川崎市は相談支援の再編を行おうとしております。というかすでに確定済みの再編があるようです。(相談支援の再編として正式な公表が何もないので、なぜ確定なのか非常にわかりづらいところがありますが) 

このことについて先に行われた、第5次かわさきノーマライゼーション(案)の中に

相談支援体制の充実③今後の取組として

かわさきノーマライゼーションプラン(川崎市のホームページ)
第5次かわさきノーマライゼーションプラン【本編】

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●障害福祉サービスの利用支援のあり方を見直し、各区地域みまもり支援センター・地区健康福祉ステーションや障害者相談支援センターが、障害福祉サービス利用以外のニーズも含め適宜・適切に対応できる体制を整備します。

●地域相談支援センターの地区担当制を導入し、相談窓口を明確化するとともに、自ら援助を求めることができない方へのアウトリーチや、地域とのネットワークづくり等を進めます。また、区ごとの人口や障害者数も考慮した上で、地域相談支援センターの体制強化に向けた検討を進めます。

●基幹相談支援センターの再編を検討するなど、広域的な調整や地域の相談支援体制の整備等を行います。

●各区地域みまもり支援センター・地区健康福祉ステーションを中心に、障害者相談支援センターや地域リハビリテーションセンターと連携しつつ、虐待対応や成年後見制度の利用支援等の専門的な相談支援も行います。

●相談支援専門員等が利用者の意思決定支援に配慮できるよう、必要な研修等を実施していきます。

と書かれていて、この中の地域支援相談センターの部分と基幹相談支援センターの再編については、すでに決定されているそうです。

10月から基幹相談支援センターは市内各区にあったものが、統合されて南部・中部・北部の3ケ所になることや、地域相談支援センターの地区担当制も決定のようで、すでに今までの相談支援センターの運営法人自体の変更が決まっている地区もあります。 まだ先だからと行政の方は思われているのかもしれませんが、私たち当事者にとっては今までの相談支援担当機関が変わるということは、とても大きなことです。このことについていまだに当事者や関係事業者に何の説明もない、ということがとても不思議です。

これまでの決定過程は、プロジェクトチームや施策推進協議会において検討されたそうなのですが、「相談支援ってなに」という方が多い中で、プロジェクトチームや施策推進協議会で検討して決めた。と言われてもわかりません。

川崎市には、相談支援とは誰の為にあるものか、に立ち返り、私たちにわかるよう丁寧に説明していただきたいです。