◆新型コロナウイルス


▮新型コロナウスイルスの影響について<231号より>

 

私たち障害児・者にとって新型コロナウイルスの影響はとても大きな問題です。

ロンドに限らず、今回のように日常生活の場などが、閉所や利用制限をした場合、自宅等で過ごされなければいけなくなりますが、その間の代替え案として、居宅サービスなどの臨時の増量が認められました。このような対応を行政側がしてくれたことは安心につながることでした。

 

それでも不安は残ります。重度障害児・者が感染の疑いがある場合、すぐにPCR検査をしてくれるところがあるのか?感染が判明したら入院させてくれる病院があるのか?

 

なぜかと言えば、いわゆる重度障害児児・者は、健常者に比べて基礎体力が圧倒的に低く、同様に呼吸器系も弱い。という人がほとんどだと思います。

=感染した場合の重症化リスクが高い。このことを検査機関が理解してくれているのか?

 

「特定疾患のある人」と同様に優先的な扱いをしてくれるのか?

仮に感染が判明した場合、障害特性に応じた配慮をした受け入れをしてくれる病院はあるのか?医療的ケア、コミュニケーション支援を必要とする方ならなおさらです。

また、家族が感染した場合、家に残った障害児・者の支援は誰がしてくれるのかなどなど

不安がいっぱいです。

 

川崎市新型コロナウイルス感染症コールセンターに聞いてみました。

・重度障害者の方で発熱などがあり、新型コロナウイルス感染が疑われる場合は、まずはかかりつけの医療機関に前もって電話で相談してから受信していただくのがよろしいかと存じます。

 

かかりつけ医の先生が診察を行い、疑いがある場合は、各区の帰国者・接触者相談センターの相談をしていただくか、あるいは、かかりつけ医の医療機関が川崎市医師会に加入している医療機関であれば、川崎市医師会が運営している集合検査場をご紹介していただけると思います。

 

また、仮に感染が確認された場合は、川崎市が指定する新型コロナウイルス感染者を受け入れる療養所や医療機関で治療を受けていただくようになりますが、その際には、各区役所地域みまもり支援センター高齢・障害課の障害者支援係にご相談をしていただき、入院に際しての調整をしていだだくのがよろしいかと存じます。

 

また、家族の方が感染して不在となった場合は、短期入所支援事業を利用することなどが考えられますが、その際も、各区役所高齢・障害者支援係にご相談していただき、調整をしていただくのがよろしいかと存じます。