Q.川崎の北部地域は現在養護学校建設に向けての準備中ですが、養護学校ができるまでの間のフォローをもう少し一緒に考えてくださると助かります。
たとえば、家の場合、普通小学校の個別指導級に通学していますが、普通小学校に看護師の配置は無理なこととしても個人的に看護師の資格のある方をお願いするにしても校医の先生に間に入ってもらい指示書のやりとりをして問題を少なくするとか、いくつかのやり方が考えられると思います。
その際、どうしても学校としては対応できないとかそういったノウハウがないということで、個人対学校ではうまく話が進まないので何かいい方法はないか、相談にのってくださるととても助かります。
A.まだまだこの方向で行けばというほど良い対応ができているわけではないのですが、ロンドで関わらせていただいた方の経験をもとにお答えします。
障害児学級に通われた方の場合です。医療的ケアがあるということで、母親の付添を前提に入学が認められました。入学後、お母さんが出産されることになりました。出産後はお母さんの付き添いができません。
そこで、ロンドにサポート依頼がきました。ロンドでサポートをするにあたって、学校側と協議の場を持ちました。そこでは、付添は家族の依頼とすること、医療的ケアには学校はタッチしないこと、付添者は、常にお子さんの近くにいることなどが決められました。
ロンドからは週2回看護師経験のある人が付きそうことになりました。この依頼を受けた段階では翌年の4月には学校としての何らかの対応があるものと思っていましたが、翌年もそのままのサポートが続くことになりました。
そこで、療育センターの地域療育等支援事業のコーディネーターに調整会議をもってもらうことにしました。メンバ-は学校の先生と療育センターの訓練士さん、訪問看護師さん、それにロンドのサポーターです。そこでの大きな進展はなかったのですが、それぞれの対応を確認できたことで、担任の先生がより積極的にかかわってくださることになり、少しずつお母さんが教室を離れる時間をとっていただけるようになりました。