Q. 通学サポートというのがあると聞きました。詳しいことが分からないので、疑問がいっぱいあります。教えてください。<244号>
A. 通学支援を行っている事業者です。
障害のある子どもたちの通学には家族の付き添いがあたりまえのように求められています。ご家族が病気のときや就労されている場合など、学校に送っていくのはたいへんですね。
また、スクールバスがあったとしても、バス停が遠すぎたり、医ケアがあるために乗車ができなかったり、通学に関して何件ものご相談を受けサポートをしてきました。
Q. 学校までではなく、支援校スクールバスのバスポイントまでの送迎もしてもらえるのですか?
A.バスポイントまでの送迎サポートもします。スクールバスコースが家の近くに変更できないという理由で認められた方もいました。
Q. 出勤時間に間に合わないため、通学支援を使いたいと検討しています。費用はどれくらいかかりますか?
A.就労の場合
通学サポートには利用料負担があり、介護者が就労の場合は50%負担になります。
通学サポートの報酬改定があり、1時間以内の利用でも1,300円の負担額です。(1ケ月1万円が上限)。
事業者として報酬が上がるのは助かるのですが、ご家族の負担が増えたことが心配です。他のサービスと同じように10%負担にし、合算した負担上限額にならないかと常々思っています。
Q. 通学支援とは、例えば親の体調が悪い時など急なお願いに対応してもらえるのですか?それとも1ケ月単位などで事前予約したりするのですか?
A.介護者の疾病の場合
介護者がけがや病気の時に、朝、学校に送り出してもらえれば、病院にも行けるし休むこともできますね。残念ながら、通学サポートを利用するには診断書が必要です。
Q.学校に行けなければ、休ませるしかなく、そうなれば診断書をもらいに行くことなんてできないわ…(おっしゃる通り)
A.出産や病気によっては、前倒しで出してもらったこともありますが、診断書が出ない場合は無理でした。見直しが必要だと思います。
Q.通学支援を同じ通学路で行ける友人などと乗合でお願いすることって出来るのですか?
A.通学サポートは、基本は1対1です。福祉有償の車の場合、同じ車に、利用者さんとヘルパーとでもう一組一緒に乗ることは可能です。きょうだいの場合で、やむを得ないと二人の介護を認められたこともあります。
◆通学サポート<紀さんの福祉情報>