Q.川崎市の福祉政策に影響を与えるノーマライゼーションプランが改定されると聞きましたが、そもそもノーマライゼーションプランとは、どういった内容なのでしょうか。<232号>
A ノーマライゼーションプランとは、障害児・者の福祉政策全般に関することで、川崎市で暮らしていく上での支援の考え方や、具体的なサービスの数値目標を今後どのようにしていくかなど、障害児・者の生活にとって重要なことを決めていく、もとになる計画です。
現在の計画が第4次とされ、次年度から第5次ノーマライゼーションプランとなります。
例えば、生活介護なら平成31年度の見込量が2,884人/月で、平成32年度は見込量が3,057人/月となっています。このようにサービスごとに前期実績の伸び率を踏まえて、今後見込量を算定し、具体的なサービスの数値目標も作成されます。
繰り返しになりますが、サービスの目標のみならず、ここで決まることは障害児・者の生活にとってとても重要なことなのです。
Q 私たちが意見し政策を変えるにはどうしたらよいのでしょうか?
A 今回、来年度の第5次ノーマライゼーションプラン策定に向け、団体ヒヤリングとして、当事者から聞き取りをする書面が、ロンドに届きました。通常の聞き取りでは参加出来ない方も多いですので、今回はみなさんの思いを伝えましょう!
【聞き取り項目】
1.今の生活で困っていること
2.住み慣れた地域や本人が望む場で生活するために必要なこと
3.川崎市の相談支援体制に対して思うこと
4.川崎市の日中活動の場のあり方について思うこと
5.川崎市の福祉資源について思うこと
6.今後、川崎市に充実してほしいサービス等について
7.その他(自由に御意見をください)
とは言え、いきなりこの質問にどう答えていいのかわからない人もいらっしゃると思います。日ごろの相談内容から、例えば相談支援で、うちはセルフプランだけど、他の人は相談員がついているとか、うちの子が卒業するころには、生活介護はどうなるのとか、医療的ケアについての困りごととか、質問項目にこだわらずに、書いてみてはいかがでしょうか。
政策をより良いものにしていくには、当事者が声をあげていくしかありません。あきらめずに声を届けること、届けた声がどのように反映されているかチェックしていきましょう。
◆ノーマライゼーションプラン(紀さんの福祉情報)