Q.首が痛くてパソコンを使うのが大変になってきてしまいました。今使っているパソコンも特殊です。パソコンを立てた左側の四角い台に、マウスに代わるボタンが全部で16個付いています。
それを長い棒を口に咥えてキーボードをうったりマウス変わりのボタンを押しているのですが、もっと首に負担がかからない物はないのでしょうか?<218号>
A.首が痛いとつらいですよね。また今の時代、特に障害者にとってパソコンは欠かせないものですから、動作に負担があると困りますね。答えからいうとあります。視線入力や音声入力といったものなどがあります。
Q.それはどのようなものですか?
A.視線入力というのは、パソコンのマウスポインタが、目で見たとおりに移動して、自分の視線に合わせたところで、クリックやドラッグができて、マウスの代わりになります。
また音声入力というのは、専門のマイクなどを使って、そこに話すことによって、話した言葉がパソコン(例えばワード)に入力表示されます。
Q.価格はどのくらいですか?
A.いろいろな製品があり、価格はピンキリですが、視線入力の代表的なもので、約2万円、音声入力は使用しているパソコンのOS(ウインドウズ7、またはマック)により違ってきますが、ほぼどのパソコンでも音声認識というものが最初から備わっています。
以前は音声入力ソフトを購入してパソコンに入れるというのが一般的でしたが、ウインドウズ10以降はパソコン自体の音声認識を使用して、音声入力するのが最近の主流です。また機器そのものに視線入力を備え、文字入力や家電の操作なども行えるものもあります。
Q.制度は使えますか?
A.製品やご本人の状況によって、制度が使える場合とそうで無い場合があります。更生相談所などの専門機関に相談してみてください。
また製品は必ずデモをしてから導入することをおすすめします。いろいろな製品がありますが、どれも本当のマウス操作に比べると、思ったようにはいかない場合がありますので、自分に合ったものが見つかると良いのですが。
◆IT関連等の福祉機器情報(紀さんの福祉情報より)