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65歳になる月から介護保険に切り替わると、ヘルパーの支援内容が変わるのかが不安になる


Q.私はあと数年で60歳になる身体障害者です。残念ながら年々機能の衰えを感じていて、5年前からは、完全に車いす生活になりました。毎日ヘルパーを利用しながら、一人暮らしをしています。今より障害が重度になるのはわかっているので、さらにヘルパーさんなどのサポートが必要になると思います。

65歳になる月から介護保険に切り替わると、ヘルパーさんの自宅での家事支援の範囲が変わったり、外出利用も病院の通院と日常の買い物だけになると聞いているので、今から不安になる時があります。<208号>


A.現在のところは、65歳になると、障害のある人もない人も、介護保険制度に移ることになります。(特定の疾患がある人は、40歳以上から)

介護保険と障害福祉サービスの違いはこちら


現在利用されているサービスの中で、外出支援のヘルパー利用は介護保険にはありません。他にも、就労系サービスサービスと認知症以外のグループホームは、今のところありません。

それで、これらのサービスについては、65歳になっても、障害福祉サービスが受けられることになっています。

Q.30年度から障害者制度・介護保険制度の報酬改定があると聞いているのですが、昨年度より、制度の利用がよくなるのでしょうか?

A. 今年度の報酬改定で、「介護保険サービスの指定を受けた事業所であれば、基本的に障害福祉(共生型)の指定を受けられるよう、障害福祉の居宅介護、生活介護、短期入所等の指定を受ける場合の基準の特例」が設けられました。 利用されている事業所が、「共生型」の認定を受けていれば、そのまま利用が可能になります。

すでに、地方ではモデル的に始まっていて川崎市内で短期入所の受け入れ先がなかったため、他県の高齢者施設で短期入所を利用された方もおられました。

Q.今は相談支援センターの相談員の方にサービス利用計画書を作成してもらい、区役所から受給者証を出してもらっていますが、介護保険になるとケアマネージャーにかわると聞いたのですが。

A. 介護保険に移られた場合、サービス計画を立てるのは、国家資格のあるケアマネージャー(介護支援専門員)になります。

また、介護給付費の管理もケアマネージャーの仕事になります、介護保険以外の障害福祉サービスを受けられる場合、例えば、重度訪問介護での外出ばどもケアマネージャーさんが、ケアプランに盛り込むことになっています。