Q.近々、「第4次かわさきノーマライゼーションプラン」が改定されると聞きました。川崎市の福祉の方向性を決める大事なプランとのことで、早速ホームページを確認しましたが、内容が膨大でよくわかりません。
改定にあたり、いくつもの当事者団体が聞き取り調査を受けていますが、このプランは何のためにあって、当事者の生活にはどう影響してくるのでしょうか。<200号>
A. ノーマライゼーションプラン…何がどう【ノーマル】であるべきなのか?答えは簡単です。
【障がい児・者が健常者と同じように自分の人生を自ら決定し、生活を送ることができる!】そりゃ、健常者だって苦労もあれば挫折だってありますわいなぁ!
でも、それぞれのライフステージにおいていくつかの選択肢は当たり前のようにあります。そんなに無限大の選択肢を求めてはいませんが…
☆自分にとって(わが子にとって)どの学校に行ったらいいのか?選択ができる!
☆放課後の過ごし方を選択できる!(自分たちにも友達と遊ぶ・クラブ活動・帰宅部…
いろいろと選択肢がありましたよね、曜日によって変えたり、気分によって変えたり)
☆卒業後の進路が選択できる!
(希望先の入社試験に落ちた云々はしょうがないとして)
☆アフターファイブの過ごし方が選択できる!
(一人でも、友人たちとでも…恋人ならなお結構、仕事明けの時間って楽しいですよね!)
☆親と一緒に暮らしたい!親元を離れて自立したい!気の合う仲間と暮らしたい!
☆結婚して幸せな家庭を築きたい!などなど…
確実にライフステージにおいて選択肢はあると思います。その選択の結果、できた!できない!ではなく。
【自分の人生を自ら決定し、生活を送ることができる!】そのためには、最低限、選択肢が必要ではないでしょうか?
「〇〇ができるようにしてほしい…こうしてほしい…」の前に、最低限、障がい児・者にも当たり前の選択肢をください!!
これが、ノーマライゼーションプラン…何がどう【ノーマル】であるべきなのか?の原点だと思うのは私だけでしょうか。