Q .多摩区に住んでいる者です。先日、家のポストに「福祉たまネット 多摩区自立支援協議会だより」という便りが入っていました。「自立支援協議会」って、なんでしょう?
A.確かにあまり聞いたことがありませんよね。多摩区の保健福祉センター(サービス課・障害者支援担当)、または何人かの生活支援センターの方に、じかにお話をうかがいました。
障害者自立支援法のスタートに伴い、各区ごとに「自立支援協議会」が設置されたそうです。月に1回以上開催。
各「地域生活支援センター」の相談員の他、様々な関係者が参加。主な内容は「サービス調整の協議」(基準量を超える場合、利用内容に協議の余地のある場合、等)と「ネットワーク作り」の二つだそうです。「区」の位置付けが大きくなったわけですね。
そもそも「地域生活支援センター」とは、川崎市からの委託を受けて、「相談支援事業」を行なっているところです。
障害のある人やその家族からの相談を受け、いっしょに考え、困難を解決・実現できるように手伝っていきます。
昨年10月の制度移行に伴って、大きな混乱が生じ、支援センターの人々も長らくその調整に追われてきました。でも、ようやく本来の地域相談やネットワーク作りに力を入れようとしているところです。
地域生活支援センターの役割は、当事者やその家族ですら、よく知らなかったりしますから、障害のある人にふだん関わりのない人なら、なおさら知りませんよね。
多摩自立支援協議会では、ゆくゆくは、障害者関係者だけではなく、たとえば地元の商店街などの地域住民の人々を交えてネットワークをひろげていくつもりだそうです。たとえばこの「福祉たまネット」も、町内会などを通して、各家庭に配布されています。
◆川崎市地域自立支援協議会
川崎市のホームページより