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知的障害の入所施設(みずさわ)について


Q.知的障害者の息子は、現在他市にある入所更生施設に自由契約で入所中です。来年4月に水沢に新しく施設が出来るということで、移るかどうかを迷っています。

入所希望者が多いのでこの時期に申し込まないと後からは入所は困難だと聞いています。入所選考はいつごろどのようにされるのでしょうか。

また、自立支援法の施行で、来年の4月からは、入所施設も大きく変わるのではないかと思います。中でも夜間の居住と日中の活動が分かれることになっているようですが、水沢の場合は、入所者が通所先を選ぶことはできますか。

また、入所後2年すぎると、地域移行することになるといわれていますが、現実に地域移行のためのグループホーム等は準備されるのでしょうか。


A.三篠会・水沢地区知的障害者入所更生施設開設準備室室長の阿部さんに伺いました。

 

入所の申し込みは、保健福祉センターで受け付けています。すでに定員を上回る希望申し込みがあります。今後10月以降、入所調整会議で入所者が決まる予定です。

調整会議は、福祉事務所長・更生相談所・療育福祉課と当法人で行います。

自立支援法の施行で、入所施設の基準等も大きく変わってきていて、実際に運営する側は、厳しい対応を迫られています。

水沢の場合は、既存の施設と違って経過措置がないため、さらにきびしい職員配置になります。川崎市の上乗せがないと、十分な職員配置は困難です。

 

今回の改正で入所施設は、日中活動と夜間の居住支援にわかれます。

 

水沢の施設では、日中活動として、生活介護(介護給付)と生活訓練(訓練等給付)の事業を行う予定です。

 

生活介護の対象者は、障害程度区分4以上の方になり、利用期限を区切らずに夜間の生活の場として入所施設を利用できます。

生活訓練の方は、区分に関係なく利用できますが、1年後に見直しがあり、入所(居住の保障)から地域での生活への移行が検討されます。ただ、その保障は現在のところ具体的にはされていません。

 

日中活動の支援は、1階の活動スペースで全員に対応する予定です。本人の希望があれば、他の施設に通所することは可能です。ただ、送迎の問題などは今後の検討課題になるでしょう。

 

水沢の施設について、詳しい説明の場をいつでも開きますので、ご希望の方がいらしたら、ご連絡ください。