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療育手帳Aだが自立支援医療になると負担が発生するのか


Q.自立支援医療になり、自己負担が増えると聞きました。私の子供は『療育手帳A』を持っていて現在は医療費がかかっていませんが、自立支援医療になると負担が発生するのですか?


A.神奈川県では『重度障害者医療費助成事業』が実施されています。

●この制度により、療育手帳A・身障者手帳1~2級の方は、所得に関係なく医療費が、かからないようになっています。

 

『重度障害者医療費助成事業』は、育成医療、更生医療の制度を使っていませんので、『自立支援医療制度』になっても『重度障害者医療費助成事業』が存続する限り従来のまま医療費の負担は発生しないことになります。 

●療育手帳がBで18歳未満の方は育成医療を使っていますので『自立支援医療』になると原則1割負担になります。

18歳以上になると、てんかん等の特定の疾患がない限り3割負担(健康保険制度)になります。

 

●身障者手帳3級~で18歳以上の方は、『更生医療』を使っていますので、『自立支援医療』になると原則1割負担になります。

 

★★★ 聞いてみました ★★★

 

★【神奈川県の担当者に聞いてみました】
保健福祉部障害福祉課

 

Q:重度障害者医療費助成事業は継続されるのですか?

 

A:今のところ見直しは出ていませんので、継続されます。しかし、県の財政事情によっては今後、見直される可能性はあります。

 

★【川崎市の担当者に聞いてみました】
健康福祉局地域福祉部保健医療課

 

Q:重度障害者医療費助成事業は継続されるのですか?

 

A:神奈川県が実施している限り継続される見込みです。

 


このようなことから、来年1月から実施が予定されている『自立支援医療』が施行されても重度障害者医療費助成事業が継続される限り対象者は“医療費負担はかからない”ことになります。

 

しかし、この制度が財源不足を理由に『見直し』や『自立支援医療』への一本化等の動きが出る時は、負担の二文字が大きく立ちはだかることを注意しなくてはなりません。