Q.家族での介護に限界を感じ、ソレイユ川崎に息子を入所させることにしました。今までは、ショートステイの利用をする場合も、秦野の神奈川病院でしたから遠くて大変でした。
ソレイユは、市内にできたので、いつでも見に行ってやれることができ安心できます。ここなら、時々は家に連れて帰ってやることもできそうです。
今まで家にいた時は、週に1回は、ヘルパーさんと一緒に外出していました。入所してからも、そんな楽しみを続けさせてやりたいと思うのですが、これからもヘルパーさんを頼むことはできるのでしょうか。
A.ご質問の方は、支援費制度でホームヘルパーを利用されていました。外出支援のために、身体介護付移動介護が月に30時間ありました。
今後ソレイユ川崎に入所されると、児童福祉法の措置制度によることになりますので、支援費制度との併用はできません。ヘルパーは利用できなくなります。
今まで、れいんぼう等に入所されている方から、川崎市の単独事業として、ふれあいガイドヘルパー派遣等の要望が出されていますが、今のところ実現していません。
川崎市独自の新しい制度として、今年の5月から、ふれあいサポート事業が始まりました。この事業は、支援費制度等の利用ができない送迎や見守り等に利用できるものです。国の制度ではないので、市独自の判断で対応が可能な制度です。
そこで、市の担当者に利用可能かどうか聞いてみました。
『当面は、利用を考えていないが、そういう方のニーズがあることはよく分かるので、今後検討したいと思っています。』ということでした。
施設に入所することで、地域から隔絶された生活になるのではなく、コンサートに行ったり、レストランでお茶や食事を楽しんだり、温泉に行ったり、ボーリングやプールなど好きなことを続けられることは、みんなが当然に持っている願いだと思います。
それは、家族だけで支えられるものではありません。誰もがそんな生活ができるよう、行政の方に理解にしていただくことや、サポートやボランティアをして下さる人を広げていく必要がありますね。 (タニ)