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発作があり外出が心配、誰かにサポートしてもらえないか


Q.18歳になる男子です。自閉的な障害があり、発作も時々起こします。今は知的障害の養護学校の高等部に通っています。

高等部に入学した頃から、家で時々荒れるようになってきました。家にいると、かくしていても食べ物を探して食べてしまうので、体重が増え健康面でも心配がでてきました。

児童相談所のワーカーさんや福祉事務所のワーカーさんに相談し、学園での一時入所もしましたが、家に帰ると元の生活に戻ってしまいます。

今はライブリー渡田のショートを利用していますが、家庭では本人の意思表示がはっきりしてきて、親にあたるようにもなってきました。ひととおりのことは自分でできるのですが、発作もあるので、どうしても心配で、一人で外出させられません。

あゆたかのハイキングクラブには、「いく」といっているのですが、発作で倒れたときのことを考えると心配です。だれかにサポートをしていただくことは出来ますか。

 

 


A.同じような依頼を何件かいただいています。今私たちで考えていることは、学校と家庭以外に余暇活動のような時間がみんなに必要ではないかということです。そろそろ家族(お母さん)との時間だけでなく、同年齢の人たちと同じように、その人が自由に過ごせるその人らしさが出せる時間が必要なのではないかと思います。ただご相談の方のように発作の心配のある方には、どうしてもサポートが必要になると思われます。

 

2000年から余暇支援としてのホームヘルプ活動が国で認められるようになりました。

 

18歳以上の知的障害の方には、ホームヘルパーに外出援助として付き添ってもらうことができるようになったのです。ハイキングクラブの参加ももちろんできます。

 

まずは福祉事務所に行ってヘルパーの派遣を申請してください。

 

 

申請すると、ケースワーカーが申請内容を検討し必要を認めると、ヘルパーを派遣する事業所や社会福祉協議会に派遣依頼をしてくれます。この事業所は、本人や家族が選ぶことが出来ます。現在はこの派遣を措置(行政が行政処分としてサービス内容を決定する)として行われますが、来年からは支援費制度に変わります。